スワンリバーの畔にある西オーストラリアの州都パースは、自然と都市が調和し「世界で一番美しい街」と呼ばれております。一番人気の4WDで行く「荒野の墓標」ピナクルズツアーは奇岩だけではなく、コアラと触れ合ったり、サンドボーディングもできる充実の内容。
オーストラリアの西部にあり、大陸の3分の1を占める国内最大の州。面積は約252万9875km2。ヨーロッパとほぼ同じ大きさで、日本の約7倍。人口約211万人のうち、約3分の2がパースに集中しています。北岸はティモール海、西岸は遥か南極に臨む。州のほぼ中央を南回帰線が走っています。
乾燥した内陸部では珍しい地層や化石などが発見され、地球の歴史を知るうえで貴重な場所となっています。自然が作り出した造形美、海に面したリゾート地、珍しい動植物、シーズンになると咲き乱れるワイルドフラワーなど、観光素材が多い。州都はパース。
パースは日本の国土の7倍のもの面積を有する広大な西オーストラリア州の州都で、シドニー、メルボルン、ブリスベンに次ぐオーストラリア第四の都市です。
州鳥のブラックスワン(黒鳥)に因んで名付けられたスワンリバーに沿ってなる街は、歴史ある建物と新しい高層ビルが入り混じり、しばしば「世界一美しい街」とか「世界一住みたい街」と呼ばれています。逆にスワンリバー河口のフリーマントルは古い建物ばかりが残る雰囲気のある街で、100年以上の歴史のあるマーケットが開く週末(金、土、日)は観光客や地元民で賑やかになります。
2010年に世界遺産に登録された「オーストラリアの囚人遺跡群」の一つ、フリーマントル刑務所やカフェの乱立するカプチーノストリートが有名です。パースの街の中心部にありながら広大な敷地を持つキングスパークは、市内中心部とスワンリバーが望める絶景スポットであり、春の時期には自然に自生する珍しい花”ワイルドフラワー”を目当てに多くの方が訪れます。白い砂浜が続く海岸線は大陸の西にあたり、水平線に沈み行く太陽が美しいことから”サンセットコースト”と呼ばれ、人気のあるビーチでは夕暮れ時もパブでビールを愉しむ人で賑わいます。近郊には必見のピナクルズやウエーブロックといった大自然の創造物、ネズミに似た小さくかわいい有袋類クオッカの棲むエメラルドグリーンの美しいロットネスト島、スワンバレーやマーガレットリバーといったワインの名産地があります。
パースは一年を通して温暖で過ごしやすい地中海性気候に属します。夏は高温になりますが、湿度が低いのでさほど苦にはなりません。冬の寒さは厳しくなく、日中は上着が要らないくらいです。季節に関係なく一日の寒暖差が激しいので「朝晩寒く、日中暖かい」と覚えて下さい。また日差しが強いので帽子、サングラス、日焼け止めは必需品です。
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |||||||||
月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 |
最高気温 | 20 | 22 | 26 | 28 | 30 | 31 | 28 | 25 | 21 | 18 | 18 | 18 |
最低気温 | 10 | 12 | 14 | 16 | 17 | 17 | 16 | 13 | 11 | 9 | 8 | 9 |
オーストラリアのセキュリティはとても厳重です。帰りのフライトの際には最低2時間前には空港に着いている事が望ましいです。時間に間に合わない場合は本当に飛行機に乗れない事もあるので、時間に余裕をもって行動する事をお勧め致します。
◆入国
オーストラリア入国には、パスポートと入国カードが必要です。
入国カードは、到着前の機内で配布されます。(または、現地空港に設置されています。)到着後の入国審査(イミグレーション)で、パスポートと一緒に提出する書類なので、全ての項目の記入を到着前に済ませましょう。記載事項に偽りがあると、虚偽の申告となり、罰金等を科せられ場合がありますので、ご注意ください。
特有の生態系と家畜農業保護のためにオーストラリアは独立した大陸で、農業牧畜が主な産業であるため、外部からの病原菌等には大変神経を使っています。特に食品類の持ち込みに関してはオーストラリアは非常に厳しい審査がありますので、正しく申告をして下さい。
◆税関手続き & 検疫手続き
入国審査が済み、お預けになった荷物の受け取りが終了したら、検疫&税関検査へとお進み下さい。
食料品や課税対象品をお持ちの方は赤色の申告検査台へ、何も申告する必要がない方は、緑色の申告検査台へとお進み下さい。時間帯によっては非常に混雑する場合がありますので、特に申告する物品がある場合は、入国審査後、迅速に税関にお進みいただくようご協力お願いします。
◆出国
出発前の2時間前には空港へ行き、各航空会社のカウンターでチェックインをします。荷物の検査はその場の指示に従ってください。荷物を預け、搭乗券とクレームタグを受け取りましたら、チェックインは完了です。
ご搭乗機にお預けいただける荷物の重量は、ご利用になる各航空会社/ご利用になるクラスによって設定されています。その制限を超えた場合、1kg毎に追加料金がかかります。オーストラリアは荷物の重量を厳しく計るので注意しましょう。
●出国審査(イミグレーション)では、パスポートと搭乗券を提出してください。
●税関(カスタム)では、オーストラリア国内で購入した免税品は必ず手荷物扱いで、出国する国際空港で税関書類(通常、封のされた袋に添付されております)の提出を行ってください。提出が行われない場合は、後日罰金の請求が日本まで行くこともありますので、ご注意ください。
ただし、100mlを超える液体物の免税品を購入された場合は、各空港にてチェックイン前に別途手続きが必要となりますので、現地係員にご確認ください。
●手荷物検査(セキュリティーチェック)では、機内持ち込み手荷物の検査とボディーチェックがあります。100mlを超える液体物は機内に持ち込めません。(液体、ジェルなど)
●消費税払い戻し(TRS)が必要な場合、手荷物検査(セキュリティーチェック)を済ませた後、出発エリアにあるTRSブースで行います。TRSとは旅行者払い戻し制度(Tourist Refund Scheme)といい、海外からの旅行者にオーストラリア国内で購入した物品からGST分(Goods&Services Tax)を返金する制度です。オーストラリアでは10%のGST物品/サービス税が導入されています。GSTは一部の商品(生鮮食料品など)を除き、ほぼ全ての商品に課せられていて、原則として表示されている金額はGST込みの金額です。
払い戻し可能な条件は:
①1店舗での買い物合計金額が$300以上で、ABNナンバー(税務登録番号)と「Tax Invoice」と記載された1枚の領収書を持っていること
②購入した商品は係員に現物を見せるため、機内持ち込みの手荷物として必ず国外に持ち出すこと
③品物の購入がオーストラリア出国予定日より30日以内であること
④GSTの払い戻し対象商品はオーストラリア国内では消費しないこと
GSTの返金受け取り方法は、(1)クレジットカード、(2)オーストラリア国内の銀行口座、(3)小切手(日本円、オーストラリアドルなど)のいずれかの方法を選択できる。
●搭乗(ボーディング)。搭乗案内の後、指定の搭乗口より搭乗券を提示して機内に進みます。
パース空港のサイトはこちら ⇒
◆オーストラリア入国時
酒類2250ml*、タバコ製25g相当(紙煙草25本)*、AU$900(17歳以下はAU$450)相当までの品物または贈答品、AU$10,000までの現金・トラベラーズチェックもしくは外貨相当額(これを上回る場合は申告が必要)。
*18歳以上の旅行者に適用されます。
昨今の事例より入国時の2つの注意を記します。
①タバコの持ち込みは25本までとなります。(日本で購入されるタバコだと1箱半となります。)それ以上お持込になる場合、免税範囲を超える分ではなくお持込のもの全てが課税対象になってしまいます。当国はタバコの値段が非常に高く、その分、税金も高い為、たいていのケースは空港でそのまま破棄処分となることが多いようですので、ご注意ください。
②食物検疫が厳しいという言葉だけが人歩きしているくらい、食品持ち込み規定が厳しいと有名なオーストラリアですが、入国申請書には以前は食品全てが対象の質問がありましたが、昨今は肉類、フルーツ類、乳製品、卵類と限られた質問となっています。
例えば、おせんべいやチョコレートの持ち込みは申請の必要がないという解釈ですが、食べ物は何か持っているかという質問を口頭でされる場合も多々あります。
在日オーストラリア大使館(食物検疫局) ⇒
Australian Bpder Force ⇒
◆オーストラリア出国時
タバコ類(外国製・日本製の紙巻タバコ各200本、葉巻50本、その他250g)*、酒類3本(1本760ml程度のもの)*、香水2オンス(約56ml)、その他の品物で海外市場の合計額が20万円以内であれば免税となります。ただし、同一品目ごとに合計した金額が1万円以下の品目(1本2500円のネクタイ4本など)は、20万円の合計に含めません。20万円を超える場合は、超えた品物から課税されます。100万円相当額以上の現金・トラベラーズチェック(その他外貨現金を含む)を持ち込む場合は申告が必要になります。
*原則として、20歳未満の未成年者は、タバコ類・酒類の購入はできません。
パース空港国際線ターミナルからパース市内への移動は、タクシー、シャトルバスがあります。最も一般的な交通機関はシャトルバスで、パース市内までの所要時間はおよそ30分です。オーストラリア国内線ターミナルから到着された場合もパース市内への移動は、タクシー、シャトルバスになります。
航空会社によって重量制限は変わってきます。事前にチェックしましょう。特に国内線国際線問わずローコストキャリア(LCC)の航空会社をご利用の方は、重要制限を1KGでも超える場合 かなり厳しく、空港にて追加代金をお支払いいただくことになりますので、予めご注意ください。
また、各国際空港は、国際線と国内線のターミナルが分かれております。最短お乗り継ぎ時間の規定で航空券の手配はされていても、特に混みあった朝の空港でのお乗り継ぎなどは通常以上の時間を要しますので、ご注意ください。
空港では置き引きや盗難にあっている人もいるので必ず荷物はしっかり自分の目の届く所に置いておく必要があります。
パースの公共の交通機関は、鉄道、バス、フェリーがあります。短期滞在の観光客の方が公共の交通機関(特にバス)を利用することは、路線が複雑でお薦めできません。
タクシー料金は、初乗り運賃が$3.80~$5.60(曜日、時間帯により異なる)からスタートのメーター課金制です。タクシーは日本と同様に手を上げれば止まります。また、ステーションワゴンタイプや多くの人数で乗車できる10名乗りのミニバス対応のタクシーなどもあります。
オ-ストラリアの通貨は、オ-ストラリア・ドル(A$)です。旅行の日程が決まったら、「本日のレート」をチェックしましょう。できるだけレートのいい日を選んで両替したいですが、最初からそれほど多額の両替をする必要はありません。
オ-ストラリアはカ-ド社会なので、現金で大金を持ち歩くよりもクレジットカ-ドを1枚ご準備いただくと便利です。
・クレジットカ-ドをご持参されない方
現金を大金で持ち歩くのは、お勧め致しません。ホテルのセーフティーボックスなどに保管するようにしましょう。昨今、両替場所は少なくなっておりますので、ご注意ください。
日本円は1万円札だけではなく、5千円札、千円札を取り混ぜてご持参下さい。
明日帰るという時に2~3千円だけ両替したい場合に便利です。
現地到着後の両替は、空港、市内の両替所等をご利用いただけます。
オーストラリアの為替レートをチェックしよう ⇒