メルボルン

ゴールドラッシュの際、「世界一お金持ちの街」として栄えたメルボルン、その頃に建設された歴史的な建物が今も美しい町並みを演出しています。人気のグレートオーシャンロード、ペンギンツアーの他にも、ワイナリーツアーや、市内観光等、色々な角度から滞在を楽しめます。

メルボルン

ヴィクトリア州概要【ヴィクトリア州概要】

オーストラリアの南東部に位置するビクトリア州、国土全体に占める割合は3%ほど。しかし、人口は2番目に多く、人口密度が1番高い。面積は約22万7416㎢、人口はおよそ521万人。本土の中では最小で、日本の本州とほぼ同面積。

州全体が温帯性気候の範囲に収まり、四季折々の季節感も味わえます。小さなペンギンを数多く見ることができるリトル・ペンギン・ウォッチングで有名なフィリップ島、ワインの産地ヤラ・バレー、絶景の観光地であるグレート・オーシャン・ロードなど、オーストラリアの魅力が凝縮されている地域。
ビクトリアの州名は、ニューサウスウェールズから分離した当時、ビクトリア女王が統治君主であったことから付けられ、州都はメルボルン。
現在も住みやすさを求めて国内外からの移住者が多く、2011年のイギリスの情報誌「エコノミスト」に世界一住みやすい都市として1位に選ばれるほど。

メルボルン概要【メルボルン概要】

開拓史の始まりは1836年、白人のジョンバットマン氏の移住からスタート。1850年バララットで金が発見されゴールドラッシュとなり人口が一気に増加。

オーストラリア2番目の都市でありながら、現在でも経済の中心地として大きな役割を果たしています。メルボルンの中心部は他都市とやや異なり、近代的な建物と石造りの古い建物が混在していて、ヨーロッパ的な雰囲気を漂わせています。

多民族文化を自称しているだけあり、街角を不意に曲がると目の前に突然アジアが現れたり、ヨーロッパが現れたりと漫然と散策するだけでも楽しめる街。特に中小路は旅行者には抵抗がありますが、中小路こそがメルボルンといっても過言ではないほど。個性豊かなカフェ、小物屋、個人経営のブティックなどが軒を並べていて、ランチの時間ともなれば身動きが取れないほど人気があります。

スポーツイベントも多く行われ、1956年には南半球で最初のオリンピックが開催され、現在ではテニス4大トーナメントの全豪オープン、F1グランプリ、国内最大の競馬メルボルン・カップなど、世界的なイベントが開催されています。

メルボルンの気候【メルボルンの気候】

温帯性気候に属し、オーストラリアでは珍しく四季がはっきりしています。山岳部では真冬には積雪がありスキーも楽しめます。夏は40度を越す気温が数回記録されることがあり、乾燥しているためそれほど不快感はありません。しかし、紫外線が強いため皮膚やめのケアは欠かせません。

9月~11月が春、12月~2月が夏、3月~5月が秋、6月~8月が冬。夜間気温が低くなることが多いため平均気温はやや低め。真夏で21度。真冬で10度。シドニー同様1日の中に四季があるといわれるほど天気が変わりやすく真夏でも1日中出かける予定であれば、上着を持って出かけることをお勧めします。

独特な気象現象として、「クールチェンジ」という天気用語がります。日中気温が上昇し40度近くなるが南からの冷たい空気が短時間に流れ込み、落差の大きいときには30分ほどで20度も下がることがあります。時々雨を伴うことがあり、いったん下がってから湿度を伴った気温の上昇はかなり不快に感じることも。

9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
最高気温
19
22
24
26
28
27
25
21
18
15
15
16
最低気温
8
10
12
13
16
16
14
11
9
7
7
7

オーストラリアの主要都市空港【航空券・空港】

オーストラリアのセキュリティはとても厳重です。帰りのフライトの際には最低2時間前には空港に着いている事が望ましいです。時間に間に合わない場合は本当に飛行機に乗れない事もあるので、時間に余裕をもって行動する事をお勧め致します。

オーストラリア出入国【航空券・空港】

◆入国
オーストラリア入国には、パスポートと入国カードが必要です。
入国カードは、到着前の機内で配布されます。(または、現地空港に設置されています。)到着後の入国審査(イミグレーション)で、パスポートと一緒に提出する書類なので、全ての項目の記入を到着前に済ませましょう。記載事項に偽りがあると、虚偽の申告となり、罰金等を科せられ場合がありますので、ご注意ください。
特有の生態系と家畜農業保護のためにオーストラリアは独立した大陸で、農業牧畜が主な産業であるため、外部からの病原菌等には大変神経を使っています。特に食品類の持ち込みに関してはオーストラリアは非常に厳しい審査がありますので、正しく申告をして下さい。

◆税関手続き & 検疫手続き
入国審査が済み、お預けになった荷物の受け取りが終了したら、検疫&税関検査へとお進み下さい。
食料品や課税対象品をお持ちの方は赤色の申告検査台へ、何も申告する必要がない方は、緑色の申告検査台へとお進み下さい。時間帯によっては非常に混雑する場合がありますので、特に申告する物品がある場合は、入国審査後、迅速に税関にお進みいただくようご協力お願いします。

◆出国
出発前の2時間前には空港へ行き、各航空会社のカウンターでチェックインをします。荷物の検査はその場の指示に従ってください。荷物を預け、搭乗券とクレームタグを受け取りましたら、チェックインは完了です。
ご搭乗機にお預けいただける荷物の重量は、ご利用になる各航空会社/ご利用になるクラスによって設定されています。その制限を超えた場合、1kg毎に追加料金がかかります。オーストラリアは荷物の重量を厳しく計るので注意しましょう。

●出国審査(イミグレーション)では、パスポートと搭乗券を提出してください。
●税関(カスタム)では、オーストラリア国内で購入した免税品は必ず手荷物扱いで、出国する国際空港で税関書類(通常、封のされた袋に添付されております)の提出を行ってください。提出が行われない場合は、後日罰金の請求が日本まで行くこともありますので、ご注意ください。
ただし、100mlを超える液体物の免税品を購入された場合は、各空港にてチェックイン前に別途手続きが必要となりますので、現地係員にご確認ください。
●手荷物検査(セキュリティーチェック)では、機内持ち込み手荷物の検査とボディーチェックがあります。100mlを超える液体物は機内に持ち込めません。(液体、ジェルなど)
●消費税払い戻し(TRS)が必要な場合、手荷物検査(セキュリティーチェック)を済ませた後、出発エリアにあるTRSブースで行います。TRSとは旅行者払い戻し制度(Tourist Refund Scheme)といい、海外からの旅行者にオーストラリア国内で購入した物品からGST分(Goods&Services Tax)を返金する制度です。オーストラリアでは10%のGST物品/サービス税が導入されています。GSTは一部の商品(生鮮食料品など)を除き、ほぼ全ての商品に課せられていて、原則として表示されている金額はGST込みの金額です。
払い戻し可能な条件は:
①1店舗での買い物合計金額が$300以上で、ABNナンバー(税務登録番号)と「Tax Invoice」と記載された1枚の領収書を持っていること
②購入した商品は係員に現物を見せるため、機内持ち込みの手荷物として必ず国外に持ち出すこと
③品物の購入がオーストラリア出国予定日より30日以内であること
④GSTの払い戻し対象商品はオーストラリア国内では消費しないこと
GSTの返金受け取り方法は、(1)クレジットカード、(2)オーストラリア国内の銀行口座、(3)小切手(日本円、オーストラリアドルなど)のいずれかの方法を選択できる。
●搭乗(ボーディング)。搭乗案内の後、指定の搭乗口より搭乗券を提示して機内に進みます。

メルボルン空港のサイトはこちら ⇒

免税の範囲【航空券・空港】

◆オーストラリア入国時
酒類2250ml*、タバコ製25g相当(紙煙草25本)*、AU$900(17歳以下はAU$450)相当までの品物または贈答品、AU$10,000までの現金・トラベラーズチェックもしくは外貨相当額(これを上回る場合は申告が必要)。
*18歳以上の旅行者に適用されます。

昨今の事例より入国時の2つの注意を記します。
①タバコの持ち込みは25本までとなります。(日本で購入されるタバコだと1箱半となります。)それ以上お持込になる場合、免税範囲を超える分ではなくお持込のもの全てが課税対象になってしまいます。当国はタバコの値段が非常に高く、その分、税金も高い為、たいていのケースは空港でそのまま破棄処分となることが多いようですので、ご注意ください。
②食物検疫が厳しいという言葉だけが人歩きしているくらい、食品持ち込み規定が厳しいと有名なオーストラリアですが、入国申請書には以前は食品全てが対象の質問がありましたが、昨今は肉類、フルーツ類、乳製品、卵類と限られた質問となっています。
例えば、おせんべいやチョコレートの持ち込みは申請の必要がないという解釈ですが、食べ物は何か持っているかという質問を口頭でされる場合も多々あります。


在日オーストラリア大使館(食物検疫局) ⇒

Australian Bpder Force ⇒

◆オーストラリア出国時
タバコ類(外国製・日本製の紙巻タバコ各200本、葉巻50本、その他250g)*、酒類3本(1本760ml程度のもの)*、香水2オンス(約56ml)、その他の品物で海外市場の合計額が20万円以内であれば免税となります。ただし、同一品目ごとに合計した金額が1万円以下の品目(1本2500円のネクタイ4本など)は、20万円の合計に含めません。20万円を超える場合は、超えた品物から課税されます。100万円相当額以上の現金・トラベラーズチェック(その他外貨現金を含む)を持ち込む場合は申告が必要になります。
*原則として、20歳未満の未成年者は、タバコ類・酒類の購入はできません。

空港から市内へのアクセス【航空券・空港】

国内外に対し、下記のような航空会社がメルボルン空港に乗り入れています。

・カンタス航空(Qantas)
・日本航空(JAL)
・ジェットスター(Jetstar )
・バージンオーストラリア(Virgin Australia)
・シンガポール航空(Singapore Airlines)
・キャセイパシフィック航空(Cathay Pacific Airways)
・マレーシア航空(Malaysia Airlines)
・タイ航空(Thai Airways)
・中国南方航空(China Southern Airlines)
・タイガーエアライン(Tiger Airways)

ジェットスター、バージンオーストラリア、タイガーエアラインはローコストキャリアと呼ばれ、時期や時間帯により料金が異なり、常に変動します。オーストラリアでも特にシドニー/メルボルン間は便数が多く、料金も時期により$100.00を切ることもあり、利用客には喜ばれます。

日本までの直行便はJAL(ジャル)とカンタス航空の2社。オーストラリア国内での経由を希望の場合、全日空はシドニー経由、バージンオーストラリアはブリスベン経由で日本へ飛んでいます。また、アジア系の航空会社を利用し、ストップオーバーをしてから日本へ行く方も多いです。特にシンガポール航空はそのサービスと世界一を誇る機材により、料金が高めにも拘らず人気があり、ホリデーがらみの日程が非常に取りにくくなっています。

メルボルン空港は市内の北西約22キロにあり、国際線、国内線ともに同じ場所にあるが、航空会社によってターミナルが異なるので利用航空会社に確認する必要があります。空港から市内までスカイバス(シャトルバス)を運行しています。バスはサザンクロス駅まで約25分。タクシーでも、市内まで約20分程度。(交通事情による)

荷物について【航空券・空港】

航空会社によって重量制限は変わってきます。事前にチェックしましょう。特に国内線国際線問わずローコストキャリア(LCC)の航空会社をご利用の方は、重要制限を1KGでも超える場合 かなり厳しく、空港にて追加代金をお支払いいただくことになりますので、予めご注意ください。

また、各国際空港は、国際線と国内線のターミナルが分かれております。最短お乗り継ぎ時間の規定で航空券の手配はされていても、特に混みあった朝の空港でのお乗り継ぎなどは通常以上の時間を要しますので、ご注意ください。

空港では置き引きや盗難にあっている人もいるので必ず荷物はしっかり自分の目の届く所に置いておく必要があります。

メルボルンの交通機関【交通機関】

メルボルンの特徴的な公共交通機関として、トラム(路面電車)があります。バス、トラム、電車の共通カード、Mykiを購入する必要があります。料金システムは、距離と時間により分かれており、距離はZone1と2に分かれ、時間はカードを最初にタッチした時間から2時間、またはそれ以上で料金が変わります。その為、日本のような行き先や距離を細かく分けた設定はありません。
カードは電車の駅、市内のインフォメーションセンター、コンビ二などで購入できます。その後のリチャージは、先ほどのカード購入場所、または大きめなトラムストップで可能です。カードを保持しないで無賃乗車する、またはフリーゾーン以外でカードを機械にタッチオンしていない場合、罰金が科せられます。
タクシーには、公共機関に認可を受けたメーターが設置されているので、安全に利用できます。ドアは日本と異なり自分で開け閉めします。通常1名の場合は運転手の隣に乗ることが、セキュリティー上、好ましいとされていますが、最近は利用客のマナーの悪さにより後部座席と区切るプラスティックの板を設置する車両もあるので、場合に応じて乗車する席を選ぶことをお勧めします。

両替【お金】

オ-ストラリアの通貨は、オ-ストラリア・ドル(A$)です。旅行の日程が決まったら、「本日のレート」をチェックしましょう。できるだけレートのいい日を選んで両替したいですが、最初からそれほど多額の両替をする必要はありません。
オ-ストラリアはカ-ド社会なので、現金で大金を持ち歩くよりもクレジットカ-ドを1枚ご準備いただくと便利です。

・クレジットカ-ドをご持参されない方
現金を大金で持ち歩くのは、お勧め致しません。ホテルのセーフティーボックスなどに保管するようにしましょう。昨今、両替場所は少なくなっておりますので、ご注意ください。

日本円は1万円札だけではなく、5千円札、千円札を取り混ぜてご持参下さい。
明日帰るという時に2~3千円だけ両替したい場合に便利です。

現地到着後の両替は、空港、市内の両替所等をご利用いただけます。

オーストラリアの為替レートをチェックしよう ⇒

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